「動いているから大丈夫」は危険?WordPress利用者が知っておくべきMariaDBの寿命と保守の責任
1. データベースにも「使用期限」がある
多くのWordPressサイトで採用されているデータベースMariaDB。実は、それぞれのバージョンには 「サポート終了日(EOL: End of Life)」 が厳格に定められています。
- 一般的なサポート期間: リリースから約5年間。
- 期限が切れるとどうなる?: セキュリティパッチの提供が完全に止まります。新しく発見された脆弱性に対して「無防備」な状態になります。
2. 「Plesk」や「レンタルサーバ」は自動で上げてくれない
ここが最大の落とし穴です。Pleskなどの管理ツールやVPSを利用している場合、OSやミドルウェアのメジャーアップデートは「利用者の自己責任」が基本です。
- 自動更新されない理由: データベースのバージョンを上げると、SQLの互換性が変わり、サイトが表示されなくなるリスクがあるため、管理ツール側が勝手に更新することはありません。
現状: 「Pleskを入れているから安心」ではなく、「Pleskという道具を使って、自らメンテナンスする」必要があります。
3. バージョンアップを怠る3つのリスク
- セキュリティ侵害: SQLインジェクションなどの脆弱性を突かれ、顧客情報流出やサイト改ざんのターゲットになる。
- パフォーマンス低下: 新しいPHPバージョン(WordPressの動作に必要)が、古いデータベースをサポートしなくなり、動作が不安定になる。
- コンプライアンス違反: セキュリティ放置は、法人としての善管注意義務違反を問われるリスクがあります。
4. 今すぐすべきこと
例えばターミナルで mariadb –version を実行。

公式リファレンスと照合する: MariaDB Release Schedule(英語公式サイト)を参照し、自分のバージョンが End of Life になっていないか確認してください。
またPleskのような管理ツールを使ってサーバーを管理している場合は、“ツールと設定”→“データベースサーバ”より、簡単に確認でき、上げることも可能です。

データベースの移行は、失敗するとデータの復旧が困難です。
作業前は必ずバックアップを取りましょう。
不安がある場合は、必ずお使いのサービスなどに関わる保守エンジニアへ作業の依頼してください。
弊社メディココンサルティングではホームページを、お預かりしているクライアント様のサーバー管理はもちろん、各種アップデートなども随時行っておりますのでご安心してご利用ください。