近隣に競合クリニックが開院予定|開院前に始めたい指名検索でのリスティング広告
近隣に競合クリニックが開院する――。その情報を知り、「ホームページ(HP)を全面リニューアルしたほうがよいのでは」と考える院長先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
競合の開院に備えたHP対策は必要ですが、まず取り組みたいのが、貴院を探している患者様を公式HPや予約ページへ確実に案内するための準備です。
そこでおすすめしたいのが、競合クリニックの開院前から始める「指名検索広告」です。貴院名を含む検索に対して貴院の広告を配信し、すでに貴院を認知している患者様の受診・予約を後押しします。
競合クリニックへの対策は、競合が開院してから動いたのでは遅い場合があります。開院の情報を得た段階で貴院名の検索結果を確認し、広告の配信地域や予算、広告文、予約ページへの導線を整え、開院までに配信を始めることをおすすめします。
HPの全面リニューアルは、競合の診療内容や訴求、自院の課題を見極めたうえで検討することが大切です。競合の具体的な施策が分からない段階で大幅な改修を進めると、競合開院後に追加の改修や再度のリニューアルが必要になる可能性があります。まずは競合の開院前から指名検索広告を活用し、貴院を探している患者様を公式HPや予約ページへ案内できる体制を整えましょう。
※現在のHPがスマートフォンに対応していない、掲載情報が古い、今もっとも集患したい疾患の情報が不足している、予約導線が機能していないなどの場合は、広告の配信準備とあわせてホームページの改善が必要です。
指名検索とは?クリニックにおける具体例
指名検索とは、特定の企業名、店舗名、サービス名、施設名などを含む検索のことです。クリニックでは、次のような検索が指名検索に該当します。
| 検索例 | 患者様が確認したい情報 |
| 〇〇クリニック | 公式HP、所在地、診療科目など |
| 〇〇クリニック 予約 | WEB予約、電話予約、初診時の受診方法 |
| 〇〇クリニック 診療時間 | 診療時間、受付時間、休診日 |
| 〇〇クリニック アクセス | 最寄り駅、駐車場、所在地 |
| 〇〇クリニック 口コミ | 受診前の評価やクリニックの印象 |
「〇〇市 内科」「〇〇駅 皮膚科」などの一般検索を行うユーザーは、まだ受診する医療機関を決めていないことが多く、複数のクリニックを比較している段階にあります。
一方、指名検索を行うユーザーは、すでに特定のクリニックを認知しています。公式HPや診療時間を確認するだけでなく、「受診したい」「予約したい」「再び受診をするかどうか」を判断するために検索している可能性があります。
つまり、指名検索は、来院候補がある程度絞り込まれたユーザーによる、受診や予約に比較的近い検索です。そのため、貴院名で検索した際にどのような情報や広告が表示されているかは、集患を考えるうえで見落とせないポイントとなります。
なぜ競合クリニックの開院時に指名検索を確認するのか

競合クリニックが開院すると、「〇〇市 内科」「〇〇駅 皮膚科」など、地域名と診療科目を組み合わせたキーワードでリスティング広告を配信することがあります。その広告が、既存クリニックの名称を含む検索結果に表示される場合もあります。
※リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて、検索結果画面に表示される広告のことです。自然検索の結果より上部に表示されることが多く、受診先を探している患者様の目に留まりやすい特徴があります。
Googleリスティング広告の表示は、広告主が設定したキーワードだけでなく、検索語句との関連性や検索したユーザーの所在地など、さまざまな要素によって決まります。そのため、競合クリニックが貴院名を直接キーワードとして設定していなくても、貴院名を含む検索結果に競合広告が表示される可能性があります。また、競合が貴院名に関連するキーワード(貴院名そのもので広告を出すケースもあります)を意図的に広告配信の対象としているケースも考えられます。
注意したいのは、もともと貴院を探していた患者様の目に、競合クリニックの広告が先に入ることです。
競合の広告に「土日診療」「駅から徒歩〇分」「WEB予約対応」「当日受付」などの特徴が表示されていれば、患者様が広告をクリックして競合のHPへ移動し、比較を始める可能性があります。
たとえ貴院の公式HPが自然検索で1位に表示されていても、その上に競合広告が表示されれば、患者様が最初に目にするのは競合の情報かもしれません。
だからこそ、競合クリニックの開院を知ったときは、まず貴院名で検索した際の表示状況を確認することが重要です。
自然検索で1位でも、広告の表示状況は別に確認する
「自院のHPは自然検索で1位に表示されているから問題ない」と考える院長先生もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自然検索の順位とリスティング広告の表示状況は別のものです。広告は、検索する地域や時間帯、使用する端末、競合の広告設定や入札状況などによって、表示されたり、されなかったりします。
競合クリニックの開院前後には、パソコンとスマートフォンの両方で、次のキーワードによる検索結果を確認してみましょう。
- 「貴院名」
- 「貴院名 予約」
- 「貴院名 診療時間」
- 「貴院名 アクセス」
ただし、1回の検索結果だけで広告の表示状況を判断することはできません。可能であれば、地域、時間帯、端末などの条件を変えて確認するとともに、広告のプレビュー機能や広告管理画面のデータも併用することが大切です。
貴院名の検索結果で確認したい5つのポイント
| 確認項目 | 確認内容 |
| 1. 競合広告の表示 | 検索結果の上部に競合クリニックの広告が表示されていないか |
| 2. 競合広告の訴求内容 | 診療時間、アクセス、設備、予約方法など、競合が何を強みとしているか |
| 3. 自院の公式情報の見え方 | 公式HPやGoogleビジネスプロフィールなどが分かりやすく表示されているか |
| 4. 予約までの導線 | WEB予約、電話番号、診療案内へ迷わず移動できるか |
| 5. 掲載情報の正確性 | 診療時間、休診日、住所、アクセスなどが最新の情報になっているか |
特に確認したいのは、競合広告が自院の公式HPより上に表示されていないか、患者様が貴院の予約ページや電話番号へ迷わず移動できるかという点です。
また、検索結果の確認は一度行えば十分というものではありません。競合クリニックは、開院後しばらくしてから広告を開始したり、繁忙期に合わせて広告を強化したりする可能性があります。
競合クリニックの開院直後だけでなく、季節の変わり目や診療時間の変更時など、状況が変化するタイミングで定期的に確認することをおすすめします。
競合クリニックの開院までに、指名検索広告で備える
近隣に競合クリニックが開院すると分かったら、開院までに貴院名を含む指名キーワードでのリスティング広告を準備し、配信を始めることをおすすめします。
目的は、すでに貴院を知り、受診や予約を検討している患者様を、公式HPや予約ページへ案内することです。競合広告が表示されるようになってから対応を始めるよりも、事前に広告文や予約導線を整えておくことで、開院時に備えやすくなります。
広告文には、クリニック名に加えて、診療科目、所在地、診療時間、予約方法などを分かりやすく記載します。患者様が貴院の広告だと判断でき、必要な情報へスムーズにアクセスできる内容にすることが大切です。
地域名や診療科目による一般検索への広告が、新たな患者様との接点をつくる「攻めの広告」だとすれば、指名検索広告は、貴院を探す患者様の受診・予約を支える「守りの広告」です。競合開院への備えとして、まずはこの守りを整えましょう。
開院前に取り組む内容は、次のとおりです。
- 貴院名を含む検索結果と、公式HP・予約ページの表示状況を確認する
- 指名検索の状況を踏まえ、配信キーワード・地域・予算を決める
- 貴院の診療内容や通院のしやすさが伝わる広告文を用意する
- 広告から予約・電話問い合わせにつながる導線を整える
- 開院までに配信を開始し、結果を確認しながら調整する
広告出稿にあたっては、指名検索の規模や現在の検索結果を踏まえ、貴院に合った予算と配信範囲を設定します。広告経由のアクセスだけでなく、予約や問い合わせ、自然検索を含めた流入全体の変化も確認し、継続や調整を判断することが大切です。
競合の開院前から、指名検索広告で受診・予約への導線を整える
近隣に競合クリニックが開院すると分かったら、開院までの期間を活用し、貴院を探している患者様を公式HPや予約ページへ案内するための対策を進めましょう。
まずは貴院名での検索結果と予約導線を確認し、指名検索広告の配信準備に着手することをおすすめします。開院までに配信を始め、表示状況や反応を確認しながら調整することで、競合の開院に備えられます。
HPの全面リニューアルについても、自院の課題や競合の動向を踏まえながら、必要な改善を検討していきましょう。
メディココンサルティングでは、新患の獲得を目的とした「攻めのリスティング広告」に加え、貴院を探している患者様の受診・予約を支える「守りのリスティング広告」もご提案しています。さらに、競合クリニックの動向と貴院の課題を踏まえ、必要に応じてホームページの改修・リニューアルまでご提案いたします。
貴院名での検索結果や予約導線を確認し、配信キーワード・地域・予算の設計から広告の開始、運用改善までサポートいたします。
近隣に競合クリニックが開院するという情報を得たら、開院前の対策について、ぜひお気軽にご相談ください。
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