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今シーズンのインフルエンザ予防接種

今回のテーマは、「今シーズンのインフルエンザ予防接種」とさせていただきます。

ホームページをお持ちの医療機関様であれば、早ければ9月末頃からインフルエンザ予防接種のご案内を掲載されることが毎年恒例になっているかと思います。

特にここ数年来、診療科を問わず多くの医療機関様で実施されている状況を鑑み、今回のテーマとさせていただく次第です。

そして例年通りであれば、接種開始時期、予約の有無(予約受付開始時期)、接種費用、接種対象といった情報を掲載されることが一般的であると存じます。

しかし今シーズンに関しましては、新型コロナワクチンの接種が行われていることの影響から「ワクチン」という言葉に敏感な患者さんも多くなるのではないかと予想されます。

日本医師会でもYoutube公式チャンネルにおいて「今シーズンの季節性インフルエンザワクチンの供給について」という動画を投稿しており、また各種ネットニュースなどでも、今シーズンのワクチン供給量は昨シーズンを15%程度下回るといった記事が見られ(発表されている数値は諸説混合となっています)、患者さんの中に「早く打った方が良いのかな?」といったニーズが生まれている可能性も考えられます。

こういった状況の中、近隣の他院様に比して患者さんを確保するためには、上記のような数字的根拠を示しつつ、「今シーズンの接種はお早めに」というご案内を行うこともよろしいのではないかと存じます。

また、同じく新型コロナワクチンの接種と絡み、「接種前後の間隔をどうすれば良いのか?」というお問い合わせが増えることが予想されます。

新型コロナワクチンの接種とその他のワクチンの接種間隔は2週間以上と言われておりますが、患者さんご自身の接種日を起点とした場合、「具体的に何日に打てば良いのか?」という疑問を持つ患者さんも少なからずいらっしゃることと思われます。

この場合、以下のように具体的な例示を行うことで、ホームページを閲覧される患者さんに対し、「デリケートな情報を丁寧に伝える患者さん本位の医療機関」という印象を強め、かかりつけの患者さんであればより強力なファンに、初めての患者さんであればその後にかかりつけとなるきっかけとして、今シーズンのインフルエンザ予防接種が集患・増患のトリガーとなる可能性を秘めているのではないかと存じます。


※接種間隔に関する例示※

仮に10月15日にインフルエンザ予防接種を受けられる場合、新型コロナワクチン接種は、10月1日以前、または10月29日以降としてください。

※前後2週間は、接種日に14を加除した日でお考え下さい。

そのため、仮に10月5日に新型コロナワクチンを接種されたのであれば、インフルエンザ予防接種は10月19日以降に受けられるようにしてください。


また、このように詳しく掲載することにより、多数のお問い合わせ電話により通常のオペレーションを停滞させてしまうリスクを軽減することにも繋がりますので、ご一考くださればと存じます。

弊社では、お客様からのご依頼文章そのままの掲載ではなく、ご相談くださいましたら患者さんにより伝わりやすい文面や掲載方法についても考案させて頂きますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。